世界中で大人気のゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」。
単なる遊び場にとどまらず、近年では次世代の「教育ツール」として教育現場や企業から熱い視線が注がれています。
しかし、「ゲームが本当に勉強になるのか?」「子供に使わせて安全なのか?」といった疑問や不安をお持ちの方も多いでしょう。
本記事では、Robloxが教育で注目される社会的背景や、プログラミング・創造性育成などの具体的な学習効果、そして導入時に不可欠な安全対策について徹底解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
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資料をダウンロードする|Roblox(ロブロックス)とは?教育で注目される背景
Roblox(ロブロックス)は、単なるオンラインゲームではなく、世界中で数億人以上が利用する「没入型3D体験プラットフォーム」です。
教育分野で急速に注目を集めている最大の理由は、「遊びながらクリエイターになれる」という双方向性にあります。
従来のゲームが「用意されたコンテンツを消費する」ものであるのに対し、Robloxはユーザー自身がゲームやバーチャル空間を作成し、それを全世界に公開できる仕組みを持っています。
|Roblox(ロブロックス)でできること
Robloxは単一のゲームソフトではなく、巨大なプラットフォームです。
ここでユーザーができることは、大きく分けて「体験する(遊ぶ)」「創造する(作る)」「交流する(つながる)」の3つに分類されます。
さらに、独自の経済圏を持っている点も大きな特徴です。
1. 多種多様なバーチャル体験(ゲームプレイ)
ユーザーは、世界中のクリエイターが公開している数千万以上もの「エクスペリエンス(ゲームやバーチャル空間)」に自由にアクセスできます。
アクションやRPGといった娯楽的なものだけでなく、歴史的な建造物の再現や物理法則の実験場など、学習目的で設計されたコンテンツも多数存在します。
これらをプレイすること自体が、多様なデジタル表現に触れる学びとなります。
2. Roblox Studioによるコンテンツ制作
Roblox最大の特徴は、PC向けに無料で提供されている開発ツール「Roblox Studio」を使って、誰でも自身のワールドを作成できることです。
プログラミング知識がなくても、用意されたパーツ(アセット)を組み合わせるだけで3D空間を構築できます。
さらにステップアップすれば、スクリプト言語「Lua」を用いて、複雑なゲームシステムやインタラクティブな仕掛けを自作することも可能です。
3. グローバルなコミュニケーション
各ユーザーはアバター(分身)を通じて、同じ空間にいる他者とリアルタイムでコミュニケーションが取れます。
テキストチャットやボイスチャット機能(年齢制限あり)を活用し、協力して課題を解決したり、共同制作を行ったりすることで、デジタル空間での協調性やコミュニケーション能力を養うことができます。
4. ゲーム内通貨「Robux」を通じた経済活動
Robloxには「Robux(ロバックス)」という仮想通貨が存在します。
クリエイターは自作のゲーム内でアイテムを販売し、得たRobuxを現実の通貨に換金(DevExプログラムを利用)することが可能です。
この仕組みにより、子供たちが楽しみながら「価値の創出」や「収益化の仕組み」といった経済感覚(アントレプレナーシップ)を学ぶ機会も提供されています。
|教育でのRoblox活用がもたらす学習効果
現在、文部科学省も推進している「STEAM教育(科学、技術、工学、芸術、数学)」の観点から見ても、ロブロックスは非常に優れた教材といえます。
子供たちは楽しみながら、結果としてプログラミングスキルやコミュニケーションスキルなど様々なスキルを習得していくことが可能です。
ここでは、具体的にどのような能力が育まれるのか、3つのポイントに絞って解説します。
プログラミングスキルの上達
プログラミング教育において最大の課題とされているのが、「ビジュアルプログラミング」から「テキストコーディング」への移行です。
小学校などで導入されている「Scratch(スクラッチ)」は、ブロックを積み木のように組み合わせることでプログラムを組みますが、実社会での開発は文字(コード)を記述して行います。
ロブロックスでのゲーム制作には、「Lua(ルア)」という軽量なスクリプト言語が採用されています。
Luaは、AdobeのLightroomや、他の有名ゲーム開発でも使用されている実用的なプログラミング言語です。
子供たちは、より複雑なゲームを作りたいというモチベーションを原動力に、自発的にコードの書き方を学び始めます。
「ブロックを並べる」段階から、「英語のコードを記述してコンピュータを制御する」段階へ、遊びながらスムーズにステップアップできる環境は、ロブロックスならではの強みです。
3D空間デザインによる空間認識能力の向上
ロブロックスの開発画面では、3次元の空間を自由に操作してオブジェクトを配置します。
この作業は、建築家やエンジニアが使用するCADソフトや、3DCGソフトの操作と本質的に変わりません。
平面のディスプレイを見ながら、奥行きのある空間を脳内でイメージし、物体を回転させたり、サイズを調整したりするプロセスを繰り返します。
これにより、数学的な座標感覚や、立体を把握する「空間認識能力」が自然と鍛えられます。
2Dのマインクラフト的なブロック積み上げとは異なり、より滑らかな形状や物理演算(重力や摩擦など)も扱えるため、現実世界の物理法則をシミュレーションする学習にも繋がります。
VRやARといった分野への、基礎的な感覚も養うことができます。
ゲーム内通貨を通じたお金の使い方
ロブロックスには「ロブックス(Robux)」という独自のゲーム内通貨が存在します。
ロブックスは、アバターの服を購入したり、ゲーム内の特殊な機能を使ったりするために消費されます。
子供たちは、限られたお小遣いの中で「何に価値を見出し、何に投資するか」という判断を迫られます。
さらに、自作のアイテムやゲームを販売してロブックスを「稼ぐ」ことも可能です。
価格設定をどうするか、どのような商品がユーザーに受けるかというマーケティング的な思考は、座学では得難い経験です。
単に消費するだけでなく、価値交換の仕組みを肌で感じることは、金融リテラシーの基礎として学ぶことができます。
|「Roblox Studio」で学べること
Roblox Studioは、Robloxでのゲーム開発を行うための公式ツールです。
このプラットフォームを活用することで、子どもたちは遊びの延長線上で、本格的なプログラミングやデジタルコンテンツ制作を学ぶことができます。
まず、プログラミングの基礎が自然と身につきます。Roblox Studioでは「Lua」というスクリプト言語を使ってゲームの動作やルールを記述します。これはシンプルでわかりやすく、初学者に最適な言語として知られており、実際に多くの教育機関で導入実績があります。
次に、3Dモデリングや空間設計も体験できます。マウス操作で簡単にオブジェクトの配置やサイズ変更ができ、複雑な建築物やステージも作成可能です。これにより、空間認識能力やデザインセンスが磨かれます。
さらに、問題解決力や論理的思考力を鍛える機会も豊富です。バグの発見と修正、より快適に遊べる仕組みの改善など、ユーザー目線で考えながら改良を加えるプロセスは、開発者としての実践的な視点を育てます。
また、自分の作品を世界中に公開する体験も可能です。他のユーザーからの評価やフィードバックを受けることで、改善意欲や自己表現力が高まり、より良いものを作ろうとする姿勢が育まれます。
このようにRoblox Studioは、遊びながら「作る力」と「伝える力」を学べる教育的価値の高いツールです。
|教育で活用しやすいRoblox(ロブロックス)の人気ゲーム
Robloxには、教育機関や専門企業が開発した学習用コンテンツから、物理演算や論理的思考を自然と学べる人気ゲームまで、数多くのタイトルが存在します。
ここでは、授業や家庭学習に取り入れやすい9つのゲームを紹介します。
Be Internet Awesome World
Googleが開発した、インターネット・リテラシーを学ぶための公式ゲームです。
「優しさの王国」や「用心の山」といったエリアを冒険しながら、フィッシング詐欺の回避方法、強力なパスワードの作り方、ネットいじめへの対処法などをクイズ形式やミニゲームで楽しく学べます。
子供たちが安全にインターネットを利用するための基礎知識を身につけるのに最適です。
AVID クリエイタープラネット
米国の教育NPO「AVID」が提供する、キャリア探究と進学準備をテーマにしたゲームです。
プレイヤーは未来のキャリアについて学びながら、問題解決スキルやコラボレーション能力を養うミッションに挑戦します。
自分の将来像を具体的にイメージし、目標達成に必要なプロセス(大学進学やスキル習得など)をシミュレーションすることができます。
火星探査
ボストン科学博物館(Museum of Science)が監修した本格的な宇宙開発シミュレーションです(英題:Mission: Mars)。
プレイヤーは火星探査機のエンジニアとなり、探査ローバーの設計、ナビゲーション、地質調査などを行います。
重力や地形の影響を考慮した機体設計を通じて、エンジニアリング・プロセスや物理学の基礎を実践的に学ぶことができます。
ロボット・チャンピオンズ
自分だけのロボットを設計・構築し、アリーナで対戦させる人気ゲームです。
パーツの組み合わせによってロボットの動きや強度が変化するため、物理演算を考慮した構造設計(エンジニアリング)のスキルが求められます。
トライアンドエラーを繰り返しながら最強の機体を目指すプロセスは、ものづくりの楽しさと工学的思考を同時に育てます。
コードコンバット・ワールド
プログラミング学習プラットフォーム「CodeCombat」のRoblox版です。
ファンタジー世界を冒険しながら、キャラクターを動かすためのコード(LuaやPythonなど)を記述します。
ゲーム感覚で本格的なテキストコーディングを学べるため、ビジュアルプログラミングからのステップアップ教材として非常に評価が高いタイトルです。
病原体パトロール
米国のSTEM教育団体「PLTW(Project Lead The Way)」が開発した、人体の免疫システムを学ぶゲームです。
プレイヤーは白血球などの免疫細胞となり、体内に侵入したウイルスや細菌(病原体)と戦います。
教科書だけではイメージしにくい体内の防御メカニズムを、アクションゲームを通じて直感的に理解することができます。
長距離ダッシュ
障害物を避けながら長距離コースを走り抜ける、シンプルながら奥深いアクションゲームです(英題:Speed Run 4などのランニングゲームを指す場合が多い)。
反射神経を鍛えるだけでなく、最短ルートを見つけるための空間認識能力や、失敗しても何度も挑戦する粘り強さ(グリット)を育む教材として活用可能です。
また、物理演算による速度や慣性の感覚を掴むのにも役立ちます。
化学実験室のエスケープ
知育玩具メーカー「GoldieBlox」が手掛ける、化学をテーマにした脱出ゲームです。
実験室の中でアイテムを探し、正しい化学反応(配合や加熱など)を起こして道を切り開きます。
安全なバーチャル空間で実験の手順や化学の基礎概念を学べるほか、謎解きを通じて論理的思考力を鍛えることができます。
Lua 学習
Robloxのゲーム制作に使われるプログラミング言語「Lua」を、ゲーム内で体系的に学べる学習ワールドです(英題:Lua Learning)。
変数や関数といった基礎から応用まで、インタラクティブなチュートリアルが用意されています。
実際にコードを書いてその場で結果を確認できるため、独学でプログラミングを習得したいユーザーに強く推奨されます。
|安全性は問題ない?教育利用で知っておくべきリスクと対策
Robloxを教育に導入する際、保護者や教育者が最も懸念するのは「安全性」です。
結論から申し上げますと、Robloxは適切な設定と運用ルールを設ければ、安全な学習環境として機能します。
しかし、オンラインプラットフォームである以上、リスクはゼロではありません。
教育利用にあたって把握しておくべきリスクと、具体的な対策について解説します。
想定されるリスク
①不適切なチャットや接触
Robloxはチャット機能を備えており、見知らぬ他者とコミュニケーションが可能です。
暴言やいじめ、個人情報の聞き出しといったトラブルに巻き込まれる可能性があります。
②不適切なコンテンツへのアクセス
運営側による厳格なフィルタリングが行われていますが、ユーザー投稿型(UGC)プラットフォームの性質上、暴力的・性的な表現を含むゲームが一時的に公開されてしまうリスクが完全には排除できません。
③高額課金トラブル
アバターの衣装やゲーム内アイテムの購入に「Robux」という通貨を使用します。
子供がクレジットカードを勝手に使用したり、金銭感覚が未熟なまま過度な課金を行ったりするケースが報告されています。
推奨される安全対策(ペアレンタルコントロール)
これらのリスクに対し、Roblox側は強力な「ペアレンタルコントロール機能」を提供しています。
教育利用の際は、必ず以下の設定を確認してください。
- アカウント制限(Account Restrictions)の有効化 この機能をオンにすると、運営が厳選した「全ての年齢層向け」のコンテンツのみプレイ可能になります。また、チャット機能が自動的に無効化され、他者との会話ができなくなります。低年齢層の利用において最も有効な設定です。
- プライバシー設定のカスタマイズ チャットを完全にオフにするか、「友達のみ」に限定することができます。学習のために他者との協力が必要な場合でも、範囲を限定することでリスクを最小限に抑えられます。
- 保護者PIN(暗証番号)の設定 子供が勝手に設定を変更できないよう、設定画面に4桁のPINコードをかけることができます。
- 利用上限額の設定と管理 課金機能そのものをオフにするか、月ごとの利用上限額を設定することが可能です。また、課金時には保護者の承認通知が届くように設定することもできます。
デジタルリテラシー教育の機会として活用する
システム的な制限だけでなく、「なぜそのルールが必要なのか」を子供たちと話し合うこと自体が重要な教育です。
「個人情報を教えない」「嫌なことを言われたらブロックして大人に報告する」といった基本的なネットリテラシーを、Robloxという実践の場を通じて教える姿勢が求められます。
【まとめ】Robloxを教育に活用しよう!
本記事では、世界的なゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」の教育的価値や具体的な学習効果、そして安全対策について解説しました。
Robloxは単なる「遊び場」ではありません。
子供たちが自らのアイデアを形にし、世界中に発信できる「創造と学びの実験場」となっています!
教育関係者や保護者の皆様におかれましては、「ゲームだから」と敬遠するのではなく、ぜひ一度その可能性に触れてみてくださいね!
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